2012年10月14日日曜日

無肥料で自生している野生のトマトが実を付けています

自宅の近くでは数年前から地下をくぐる大きな道路工事が行われています。周辺住民への配慮か大きなプランターに花を植えたのを数個置いています。
最初のころは自治会も水をやり花もたくさん咲いていたのですがいつのまにか顧みられなくなり多肉植物のように渇水に強いか少ない肥料で代を重ねられる強い花だけが生き残っています。
このプランターはもともとの主役の花が枯れてしまい雑草の天下となっています。緑色の壁は工事の遮蔽フェンスです。右上に写っているのは私の自転車の車輪です。でもこの写真の主役は雑草が茂る花が枯れなくなったプランターです。
1m以上の巨大なプランターに一本だけ樹のような植物があります。
ぱっと見で葉っぱだけでトマトとはわかりませんでしたが、精一杯付けた実を見てトマトと分かりました。全部で5個の実を付けています。そして冬が来るのを知っているかのように黄色い花を付けて枯れる前に子孫を残そうとしているようです。
このプランターも花があった数年前は花用の肥料があったはずですが数年の雑草の侵入で完全に消費されているはずです。花がなくなり雑草のプランターに誰も関心を払わないし無農薬、土を耕さない、3年前から無肥料栽培となっているはずです。その無肥料状態のプランターにトマトが自生したのです。
 合計5個の実はトマトが野生でも十分結実できることを証明しています。なんとたくましい。不耕作、無肥料栽培のトマトです。人の世話を受けず都会で雑草と生存競争している中玉トマトは色つやは力強くエールを送りたくなります。冬が来て枯れるまでトマトの天寿を全うさせてあげたい。
もっと環境の良いところで育てるともう少し大きくなるかもしれませんが、実の先の方写真では下の方が白くなっておりこれ以上は大きくならないようです。したがってミニトマトではなく中玉トマトのようです。どこかの家庭菜園から鳥が熟した実を種とともに食べ糞をしたのが発芽したのでしょう。よその家の家庭菜園をよく覗き見しますがトマトで大玉トマトを栽培しているのはご近所ではありません。大抵ミニトマトです。大玉は難しいと考えるのが常識のようです。もし赤くなれば食してみたいです。自分が作った無肥料栽培の大玉トマトと味を比べてみたいものです。ここは中南米の原産地ではないのですがこのトマトは野生の称号を送ってもいいでしょう。

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